有機サツマイモ農家の成功事例
フランスへ有機サツマイモの事例になります。パリのパテシエやシェフに依頼して、商品レシピ開発とそのレシピを活用したレストランでの試食&商談会を開催シナリオで補助金申請をして採用されています。
実は、一度、補助金申請の専門家と取り組んだのですが、申請に落ちてしまいました。
申請が落ちた理由の詳細は、農水省から説明ありませんが、不採用の原因を想定して、2度目のチャレンジで採用されました。
採用された理由は、海外に精通して実績のあるパートナーと提携して補助金申請を妥当な予算申請に修正したのことが、採択された要因と考えます。
補助金申請が、無事に通過したので、有機さつまいも(紅あずまとシルクスイート)を日本から送り、パリのレストランを借り切って、バイヤー招集して試食をしながらの商談会を計画していました。
そして、日本から茨城の農家などが出席して、フランスのバイヤーと直接通訳を通じて、商談会をする予定でした。
しかし、コロナ禍で、フランスの飲食店はすべて閉鎖されてしまい、日本からフランスに入国制限がかかり、フランスに行くことは出来なくなりました。
そこで、現地のパートナーと何とかこの状況を乗り切る方法は、無いかと模索していました。
パートナーからの提案は、レストラン開催はあきらめて、ZOOM商談をするのはどうかという結論になりました。
バイヤーへの試食は、レストランのシェフやパテシエに調理をしてもらい、ランチボックスに試食を詰め込んで、Uberでフランスのバイヤーのご自宅に配達しました。
そして、バイヤーのご自宅でリアルタイムの試食しながらZOOM商談会を開催することが出来ました。
時差の課題もありましたが、なんとか無事に商談成立して2件の商談がまとまりました。
困った時こそ親身に相談に乗ってもらえる信頼出来るパートナーがありがたいです。
大豆プロテインメーカーの会社様
新規の技術を持たれていて、大豆商品を海外に進出をご希望の社長様からのご依頼です。もともと、フランスのパートナーから豆腐工房を作成したいと依頼が来ていましたので、巡りあわせが良いと引き受けました。
海外では、豆腐が人気で特にアメリカでは大豆プロテイン商品が売れ行き好調です。特に、欧州ではビーガンの市場が5%を超えたと言われているので、販売チャンスがあります。
しかし、コロナで運賃も高いので、まずは事業再構築補助金を活用して、国内外に向けたサブスクEC事業モデルを事業計画書を作成して、申請しました。見事採択されて、2023年8月から倉庫を改造してEC発送センターを構築しています。
今は、大手販売メーカーと組んで、日本での大豆プロテイン商品のサブスクECモデルを共同で取り組んでいます。売れ行きは好調で、日本での店舗販売依頼もあるようです。社長様は、大豆製品を活用したカフェ店舗を展開したいご希望もあるので、渡りに船のお話です。
ECセンターが完成したら、商品開発は日本ではある程度成功しているので、海外でのターゲット国の設定、市場分析、顧客ニーズ調査、競合分析等をしっかり事業設計して、来年あたりから海外事業に取り組んでいけたらと思います。
キノコの会社の事例
キノコの加工商品の開発に成功されて、海外に新規に開発した商品を飛ばしたいと強い希望をもたれていました。
商品の強みは、賞味期間が3年以上なので、海外販売には向いている商品です。
社長様は、まず日本の販売を強化しようと「クラウドファンディング」や「品評会」等へ出店などをしたテスト販売した結果、商品の評価があまり良くないことがわかりました。
これまでの経験で日本において評価されて海外に進出するのは、王道です。
海外に進出する前に、課題が見えたのでその課題を乗り越えることが、先決です。
商品開発は、まずは徹底的に商品の開発プロセスを見直すことです。
さらに近隣の大学や研究室の専門家に協力を得るなどたくさん模索することが可能ですので、しっかりと土台を固めて海外進出をすることをお勧めしています。
静岡のお茶屋の事例
お茶の卸問屋様の事例です。
日本のおいしいお茶を世界に進出させたいと海外商社経験のある社員も採用して、世界中の展示会や商談を進めて、たくさんの投資をしていました。
海外進出にかなりの投資をしていましたが、結果、海外に商談は1つ決まらず、売上はほどんどなく、海外進出を3年前には撤退した苦い経験がありました。
ご相談させていただき、自己投資を極力抑えて、県の補助金を活用しながら、海外進出の機会をうかがうことをご提案しました。
県や市町村を巻き込みながら、有機栽培のお茶生産も合わせたご提案をしています。
海外市場調査、自社の強みの棚卸、競合分析、ターゲットである顧客分析をしっかりしながら正しい知識と順番で準備をさせていただいています。